乾燥と敏感肌~保水力の低下が皮膚を過敏に

乾燥性の敏感肌 ~ 刺激に過剰反応する理由

角質層の大切な働きに、外部からの刺激をブロックするバリア機能があります。

ところが、セラミド等の保湿成分が不足すると、角質細胞がはがれてしまうため、
角質層に隙間が生じ、外部の刺激が肌の敏感な部分まで侵入してきます。

このようにして外部の刺激に過剰に反応してしまう状態を、乾燥敏感肌といいます。

角質とセラミド等の細胞間脂質と呼ばれる物質は、レンガとセメントのような関係にあり、
レンガとレンガの間をセメントで固定して隙間を埋めているように、
健康な角質層も、角質と角質との間が細胞間脂質でびっしりと埋まっています。

角質層は、わずか0.01~0.015mmの非常に薄い膜に過ぎないのですが
隙間無く体を覆うことで、バリア機能を果たしているのです。

外の世界は、太陽光、ホコリ、細菌、暑さ寒さなどの刺激にあふれており、
角質層より内側の部分は元来敏感にできているため、
わずかな隙間から侵入してくる刺激に対しても過敏に反応してしまうのです。

乾燥性の敏感肌の改善には、角質層のバリア機能回復が必要です。

なお、余談になりますが、一般にアトピー性皮膚炎の方は、
健康な肌に比べると、角質層の水分量が少ない傾向にあるそうです。

アトピーの症状も、肌の乾燥が原因の敏感肌の一種といえるかもしれませんね。

乾燥敏感肌の入浴には注意が必要

肌の代謝を活発にする入浴ですが、乾燥敏感肌の方は注意が必要です。

一つは、それ以上に肌を乾燥させないよう充分に水分を補給すること、
もう一つは、「熱い風呂」と「長湯」を避けることです。

38~40℃程度のぬるめの風呂に10分程度の入浴がオススメですが、
それでも刺激が強い場合は、無理せず早めに湯舟から出てください。

入浴剤については、人によって合う・合わないの問題がありますので、
いくつかお試しいただいて、ご自身の肌に合うものをお使い下さい。

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