トウキの基本情報
【生薬の基となる動植鉱物と使用部分、加工方法】
ニホントウキの根を湯通しして乾燥させたもの
【薬能・薬理効果】
血行促進 補血(血液の不足や血液の機能を補う)
保湿 肌の再生 調経(月経を調節する)
潤腸(腸の水分不足を改善し便秘などを治す)
【用途・特徴など】
トウキは臨床において最も頻繁に使用されている生薬の1つで、多くの漢方薬に配合されています。血行を促進する効能が非常に高く、冷えを改善したり、また、生理痛・月経不順・不妊症など婦人科領域の疾患の治療に主薬として用いられます。肌の乾燥を軽減したり、傷ついた皮膚の再生を促す薬効もあるため、肌トラブルの治療にも処方されます。
入浴剤として活用されることも多く、お風呂の効能を高め体を芯から温めます。
漢方豆知識 | トウキ
《日本と中国で異なるトウキの原料》
中国で生まれた漢方医学ですが、昔は物流が未発達であったため、中国と同じ植物を日本では入手できないケースが多々ありました。そうした場合、似た性質を持つ別の植物で代用していたのですが、このため、現在でも中国と日本とで異なる原料を用いている生薬が数多くあります。
トウキもその1つで、中国ではカラトウキが、日本ではニホントウキがトウキの原植物となっています。
《名前の由来 その① ~ 冷えを解消し子宝を授ける》
トウキは漢字では「当帰」と書きます。「当に(まさ)に帰るべし」という意味のこの名前は、「冷えによる不妊を理由に実家に帰されてしまった娘が、トウキを煎じて飲むことで冷えが解消し、夫の元に返ったところ妊娠した」という中国の故事に由来するといわれています。
これが事実か否かは定かではありませんが、こういう説が存在すること自体、トウキの薬効の高さを物語っているのではないでしょうか。
《名前の由来 その② ~ 天使の薬草》
ニホントウキの学名は「Angelica acutiloba」で、属名(←前半の部分)の「Angelica」はラテン語のAngelus(天使)が元となっています。多くの病気の解消に効くトウキは「天使の薬草」といったところでしょうか。
《世界中で愛されるトウキの仲間》
トウキの原植物であるニホントウキは「セリ科シシウド属」の植物です。この「セリ科シシウド属」の植物は世界中で薬草として用いられており、上述した中国のカラトウキは勿論のこと、欧米でも人気のメディカルハーブとして冷えや婦人科系の疾患の治療薬として用いられてきました。
トウキを配合した薬用入浴剤の紹介
多くの疾患に効果を発揮するトウキの効能は古くから入浴剤の原料としても活用されており、弊社の薬用・無添加の入浴剤にも、以下の2つのタイプにトウキを配合しております。
血行を促進し体を芯から温めるトウキの効能を、毎日の健康に、是非、お役立て下さい。

